- 害虫・害獣
- 2020/12/14
イタチの生態と特徴について、イタチ駆除のプロが解説します。
家などの建築物にイタチが侵入すると、屋根裏を巣にされることで様々な問題が発生します。
人やペットが噛まれて、感染症にかかったり壁の穴を広がられたり、糞尿によってシミや異臭の原因になったりします。
イタチによる被害を防ぐためには、イタチの生態や習性をしっかりと把握して正しい対策や予防・駆除を行う必要があります。
また、駆除した後の巣や排せつ物の掃除、消毒を行わなければ異臭に悩まされたり、糞や残ったダニやアレルギー物質で健康被害を引き起こす原因となってしまいます。
また、再度侵入されてないように忌避剤の散布や侵入経路を塞いでおく必要があります。
イタチの生態について
イタチは本州~四国、九州。対馬まで幅広く生息しています。
イタチはもともと野山に生息していましたが、近年では餌の多さや温かさに惹かれて人里に棲みつくようになりました。
家(天井裏や壁の中)や車の中は、温かく外敵から身を隠す場所も多いことから、野生動物にとって非常に魅力的な場所なのです。
車の場合は、乗り終わった後の熱がこもっているエンジンルームを好み、食事や排せつもそこで行うため、せっかくの愛車から異臭がするという被害が発生します。
ボンネットを走って移動することもあるため、心当たりがある方は足跡が付いていないか一度確認することをおすすめします。
日本には7種類のイタチが生息してるといわれていますが、その中でも「ニホンイタチ」と「チョウセンイタチ」の2種類の被害が多くみられています。
ニホンイタチの習性
ニホンイタチは西日本での被害が多いですが、日本全国に分布しており、北海道へは人が移動させたと考えられています。
年に1度春先~夏の終わりごろまで出産や子育てを行い、1回に平均4、5匹産んでメスが子育てを行います。
成獣のオスとメスは同じ色をしていますが、体の大きさが違いオスの方が大きく、約1.5倍~2倍程度の大きさになります。
ニホンイタチは雑食性ですが肉食を好み、同じ害獣であるネズミなどを好んで捕食します。
そのため家に住み着いたネズミを駆除せずに放置していると、イタチを呼び寄せてしまうケースがあります。
チョウセンイタチの習性
チョウセンイタチは、ニホンイタチよりも大きく成獣のオスは40cm近くなる個体も存在します。
チョウセンイタチはその名の通り、朝鮮半島から戦後の1949年ごろに日本に持ち込ました。
チョウセンイタチはニホンイタチよりも大型なため、今では西日本においてはチョウセンイタチの被害がニホンイタチよりも多いと言われています。
チョウセンイタチはニホンイタチと同じく春先に出産を行い一回に2~12匹程度を出産します。
ニホンイタチとの違いは、オスも子育てに参加します。
イタチの特徴について
ニホンイタチとチョウセンイタチは、同じネコ目イタチ科ということもあり、同じ特徴がいくつもあります。
- 成獣はオスの方が大きい
- 一夫多妻制で、強いオスが繁殖機会を得る
- 夜行性だが、日中も活動することが多々ある
- 雑食性だが、ネズミや鳥なども好んで食べる肉食性
- 肉食のため糞がくさい
- 肛門付近から悪臭を放つ
イタチが厄介なのは、肉食性であるため糞が水っぽく悪臭を放つということです。
天井裏で大量の糞尿が放置されていると、そこから天井のシミになったり天井の木材が腐敗して、垂れてくる場合があります。
また、生ごみをあさったり、飼っているペットを食べてしまったりと、多くの被害をもたらす害獣です。
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