- 駆除方法
- 2019/04/14
シロアリの痕跡の見つけ方
家屋内の特定の場所を歩いているときに、ある日突然、床が柔らかく少しへこむような感じがしたり、ドアや襖(ふすま)などの動きが悪くなったことなど、家屋の異変に気が付いた経験がある方は多いのではないでしょうか。
そういった場合は、まずはシロアリを疑わなくてはならず、万が一それらがシロアリ被害によるものであれば、そのまま放置していると、家屋に非常に大きな被害を被ってしまう可能性があります。
今回は、少しでも早くシロアリを発見し、シロアリ被害を食い止めるために、シロアリの痕跡の見つけ方をご紹介いたします。
シロアリの痕跡
多くの方が、シロアリ被害が拡大してしまってから、「もしかして、家屋にシロアリが棲み付いているかもしれない」と気が付きます。
その理由は、シロアリは、エサがある場所までの移動を蟻道(ぎどう)と呼ばれる土や木材のカス、シロアリの排泄物などで作られたトンネル状の道を自分たちで作り進むため、滅多に人前に現れることがないためです。
しかし、だからと言って放置していると、被害がどんどん拡大するため、少しでも家屋に異変があった場合は、早急に対応をしていかなくてはなりません。
そこで、早急な対応を行うために、シロアリが棲み付いている痕跡となる、家屋のさまざまな症状についてご紹介いたします。
床下
シロアリは、地中を通って、家屋に侵入するため、基礎部分や床下から発生することが多くあり、もし床がへこむやドアの立て付けが悪くなったなどの違和感を感じたら、まずは床下の確認を行います。
床下の地面に、線上に土が盛り上がった箇所がないかを注意深く確認し、もしあれば、それは蟻道の可能性が高いため、シロアリが侵入しているかもしれません。
また、床下を確認する際には、蟻道と合わせて、床下の木材にカビが生えていないかの確認も重要になり、シロアリは湿度が高い場所を好むため、床下の木材にカビが生えていたら、湿度が高くなっているため、現在シロアリが侵入していなかったとしても、今後シロアリが侵入してくる可能性が高い床下であると言うことができます。
浴室
浴室は、普段から湿気の多い場所になるため、シロアリが好む環境と言うことができ、もし浴室内の壁やタイルにひびが入ってる場合は、そこから漏れる水がシロアリを引き寄せているため、早急に改善しなくてはなりません。
浴室にシロアリが侵入している場合は、床やドア枠などに穴が開いているなどの痕跡が残っています。
トイレ
トイレは、タンク周りに湿気が溜まりやすいため、トイレもシロアリ被害を被る可能性高いです。
トイレの床で、へこむような箇所はないかや、壁を叩いてみて空洞化しているような箇所がないか、またタンクの中がシロアリ被害に遭うこともあるため、タンクの中の確認を行い、シロアリの痕跡を探します。
台所
台所も、シロアリ被害が発生しやすい場所になり、台所の場合は、台所の床下にある配管を通って、床を支えている木材を食べられてしまいます。
そのため、台所周辺の床で、柔らかくなっている箇所がないかを、念入りに確認することで、シロアリの痕跡を探すことができます。
庭
庭に木材がある場合は、シロアリの住処となっている可能性が高いです。
例えば、門に使われている柱や、枕木、使用されていない木材などが、よくシロアリの住処になってしまいます。
そのため、シロアリのチェックは、注意深く木材を確認したり、叩いてみて中が空洞になってそうな箇所がある場合や、腐食している箇所がある場合は、シロアリの痕跡になります。
シロアリ調査の際の注意点
シロアリ調査を行っているときに、蟻道を発見しても、いきなり蟻道を壊したり、シロアリ駆除用の殺虫剤などを散布してはいけません。
シロアリは、蟻道が破壊される、またはその場所が快適ではないと感じると、家屋内の別の場所に移動してしまい、これまで被害がなかった箇所にも被害が発生してしまいます。
そのため、蟻道を発見した場合は、シロアリ駆除業者に依頼するか、または自分で駆除を行う場合は、巣の調査なども含め、確実に駆除できる準備をしてから駆除対策を行うようにしなくてはなりません。
まとめ
シロアリ被害は時間が経てば経つほど、拡大していくため、シロアリが家屋に棲み付いている場合は、できる限り早く気が付き、駆除することが重要です。
今回ご紹介したシロアリの痕跡の探し方を覚えておくことで、スムーズな駆除が可能になり、被害を最小限に抑えることができます。
シロアリは、中途半端に駆除をしてしまうと、すぐにまたシロアリ被害を被ってしまうため、正しく行う必要があり、できる限りシロアリ駆除業者に依頼することをオススメいたします。
当社は、京都や大阪、滋賀、奈良、和歌山などの近畿一円でシロアリ駆除や予防を行っており、現地調査とお見積りは無料対応となりますので、シロアリ被害でお悩みの方は。まずはお気軽にご相談ください。